大きくする 標準 小さくする

2011年04月15日(金)更新

井寄奈美さんのご著書を読みました。

こんにちは。
特定社会保険労務士の佐藤です。

だいぶ暖かく春めいてきましたね。
桜が散ってしまうのは少し残念ですが、そのあとから新緑が芽吹いてきて力強い息吹
を感じます。

井寄奈美さんのご著書第4弾『小さな会社の正しい給料の下げ方 人件費の減らし方』
を拝読しました。






















    『小さな会社の正しい給料の下げ方 人件費の減らし方』
   井寄奈美著 日本実業出版社

正直言って、「やっぱ上手いな~」という感想です。

同業者さんなので書いてある内容自体はそれほど目新しいものではありませんが、
表現が実に上手いです。
労働法をよく理解しきれていない中小企業の経営者に寄り添って、やさしく手ほどきして
くれる感じ。

それにとても具体的。
事例がたくさんあってイメージしやすいです。そして今回もご自身の事務所で起きたこと
を赤裸々に(?)述懐されています。これはとても参考になりますね。

総じて根底に流れているコンセプトが「給料」をコストと考えるか、それとも投資と考えるか
という視点です。タイトルは「下げ方、減らし方」ですが、コストカットだけに傾倒しているわけ
ではなく、原資の再配分という立ち位置で書かれています。

  自分の仕事が結果的に他人を幸せにしていると感じられたときにはじめて、
  「人のために動く」ことが「働く」ということなのだと気づくことができました。

この一節には、グッときました。

皆さんもぜひ読んでみてくださいね。


特定社会保険労務士
佐藤 広一


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